top of page

八重歯とマイオブレース

執筆者の写真: アイズデンタルクリニックアイズデンタルクリニック





マイオブレースで治らない子のほとんどは上の八重歯です。

マイオブレースの矯正力は微弱で根の長い犬歯を動かすことが困難なこと、動かせても傾斜移動(傾斜するだけ)になります。

下の歯はほとんどの子が治ります。

下の歯と下の顎は上の顎と常に順応するようにできています=咀嚼を維持するため

下の歯は前から順番に生えていくので八重歯には普通はなりません。

上は上顎骨複合体といい頭蓋底まで骨がくっついていますので簡単には

広がりません。

上前歯に少しでも乱れがあれば上の八重歯から逃れることは難しいのです。

そして上前歯の次にはえるのは第一小臼歯すなわち犬歯の後ろの歯が生えます。先に場所を取られてしまいます。

一番大きいブロードを投入したいところですが、ブロードは切端咬合なので。実は過蓋咬合やくいしばり、はぎしりがない子が使うと上の前歯を後方にひきあげ、犬歯のスペースを失ってしまいます。(写真はブロードを使うと切端になることを説明)やむを得ず院内製作のマウスピースを使うしかない。マイオブレースは本当に種類がたりないのです。

かなり心配してお父さんお母さんに毎回お話しするのですが伝わりにくく困っています。下の歯は多少乱れても、そんなことより上の八重歯を見てくださいと。

上の八重歯だけを気にしてください!と強くいっています。

なかなかわかってもらえないのですが。

先が見えるように、未来が見えるようになったので気が気ではありません。

閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


​東京都板橋区成増の予防・歯並びの歯医者
アイズデンタルクリニック
I’S DENTAL CLINIC

医療法人社団哲友会アイズデンタルクリニック

175-0094東京都板橋区成増2-10-3三栄ドメール1F

​℡03-4283-6815

​ムシバイコウ

coptright©2024 I's Dental Clinic all rights reserved.

bottom of page